作品概要
- 題名(韓国語): 어떤 계모님의 메르헨
- 題名(英語):The Fantasie of a Stepmother
- 漫画:ORKA
- 原作:Spice&Kitty
- 掲載誌:CARROTOON
あらすじ
鉄血の未亡人、ノイヴァンシュタイン城の魔女、貴婦人の恥……。 これらは全てシュリー・フォン・ノイヴァンシュタイン侯爵夫人を指す言葉である。 夫を失くした後、世の中から後ろ指を差されながらも、姉弟ほどしか年の変わらない血のつながらない子供たちを育てあげた。 そしていよいよ長男ジェレミーの結婚式の日を迎え、今までのすべての苦労と努力が報われると思っていたが、それは大きな勘違いだった…! 結婚式に来るなと言われ、失意の中城を去り田舎へ向かう途中、彼女は事故に巻き込まれ命を失うことになり、気が付くと七年前の死んだ夫の葬儀の日に戻っていたのだ。 そして二度と以前のような後悔にまみれた人生は生きないと心に誓う!
ピッコマより
月曜連載 ピッコマ独占配信
キーワード
ファンタジー 回帰 王族・貴族 継母 契約結婚 継承問題 家族 女性マンガ
登場人物
以下画像ピッコマより引用
ノイヴァンシュタイン侯爵家
シュリー【回帰後Age.16 回帰前Age.23】
本作の主人公。田舎の貧乏貴族の出だが父親程年の離れた侯爵と結婚し、弟妹ほどの年齢差の4人の子供たちの継母になる。夫が数年で他界し16歳で未亡人となり、遺言によりジェレミーが結婚するまでの臨時の当主として「黄金の獅子」といわれる侯爵家を背負うことになった。
夫との約束を果たしたジェレミーの結婚式当日に山賊に襲われ死亡。気付いたら夫・ヨハンの葬儀の日に回帰していた。
1度目の人生は自分自身と家門を守ることで精一杯だったが、2度目の人生は余裕ができ、すれ違いばかりだった家族に変化が現れ。
しかし前世では明らかならなかった謎が波乱を呼びーーー。
ジェレミー【回帰後Age.14 回帰前Age.21】
ノイヴァンシュタイン侯爵家の長男。騎士希望の剣術馬鹿。回帰前は皇室騎士団長。
父親っ子で父・ヨハンが自分達よりシュリーを優先してるように見えてシュリーに反感を持っていたが・・・。
回帰後は早期からシュリーを味方する言動をとり、暴走する兄弟たちを制御する場面も。
エリアス
若さが有り余った暴れん坊の次男。
母親っ子。容姿は武人家門だった前侯爵夫人家の特色をしているが武術はからっきし。
空気を読むべき所では意外に読める繊細な一面もある。
双子(レオン&レイチェル)【回帰後Age.8 回帰前Age.15】
容姿は天使な侯爵家の末っ子の双子。幼くして両親を亡くしたことを受け止めきれずシュリーを「ニセモノ」と呼び八つ当たりする。
- レオン(左・男):双子のレイチェルと組んでヤンチャはするも、本好きで少しデリケートな少年。回帰前は家族内で「侯爵家の頭脳」と呼称され、侯爵家では一番頭脳明晰との事。
- レイチェル(右・女):年の離れた兄達にも気負いせず喧嘩をふっかけるヤンチャでお転婆な女の子。目に見えてシュリーに反感を持った態度をとっていたがーー。
ヨハネス(ヨハン)【享年Age.45】
シュリーの亡き夫。晩年、年の離れたシュリーを娶ったことで醜聞が広まったが、多くの人に偲ばれる偉大な人物だった。病のため自身で死が近いのは気づいていて、他人のシュリーに後継者教育をし異常と思える程の使命感を持たせた当本人。
シュリーとの関係性も裁判編が始まるまでは謎だったがどういった思惑があるのかは未だ謎である。
その他主要登場人物
ノラ 【回帰後Age.14 回帰前Age.21】
ジェレミーと同い年の少年。ニュルンベル公爵家(騎士家門)の公子。度々シュリーを助けてくれる、空気の読める心の優しい子。しかし両親とは関係が上手くいっておらず、そこには皇太子や前皇后の関わりがあるようだ。
回帰前は彼についてシュリーはようやく思い出す程度しか関わりがないようだが・・・。
テオバルト・フォン・バーデン・ヴィスマルク(皇太子) 【回帰後Age.16 回帰前Age.23】
人当たりのいい好青年。シュリーに好意を寄せているが、純粋な恋心とは違い思惑があるようでーーー。
現皇后の実子を差し置いて皇帝・教皇庁の指示のもとカイザーライヒの皇太子の座に君臨する。
物心がついた頃には母は他界しており、母親という存在に強い憧れをもっている。その事が、シュリーやノラにまで影響を与えているようだ。
リシュリュー枢機卿 【回帰後Age.20 回帰前Age.27】
テオ皇太子の聖書・歴史の教師。シュリーの事を良く思っていないようで皇太子との関わりも持たせたくないようだ。
見た目に反して若く帝国史上最年少で枢機卿になった天才でエリート。猫目で高身長。
色々と謎が多い人物で前世のシュリーの死にも深く関わっている。リシュリューは洗礼名で本名はエルビン・フォン・ドレーゲル。
Season2の各キャラクターの年齢差・身長差
作画:ORKA先生公式ツイートより
エピソード概要(※軽いネタバレ有)
プロローグ
童話調のかわいらしい絵や色使いである童話の結末をおはなし
7年前の夫・ヨハンの葬儀の日に回帰したシュリーは、回帰してすぐに1度目との違いを体験した。傍系たちを頑なに拒絶して身を守っていた1度目とは違い、余裕がある2度目の人生は態度を軟化させ、社交界での立場を優位にしようと試みたが、子供たちの叔父・叔母たちは不穏な動きをみせーーー。
- ヨハンの追悼招宴(回帰前はニュルンベル公爵主催だったがシュリーは新たな当主としての立場を確固たるものにする為自ら主催する)
- ノラとの出会い
- 皇太子登場(シュリーと激似の肖像画)
- 枢機卿の不穏な動き
- 聖誕祭の準備
- ハリメというミステリアスな女性と出逢う
- 教皇庁の狙い
- リシュリュー枢機卿の罠にジェレミーがかかる
「ジェレミーの右手を切り落とす」という皇后陛下による処罰を回避するためシュリーは結婚の無効を理由に当主権をジェレミーに渡し「名誉の決闘」を申請しようと奮闘する。
- ジェレミーの裁判
- ライヒ家と皇后
- シュリーとヨハンの契約・結婚の無効
- 騎士の誓い
ジェレミーの裁判の件も解決し、侯爵家は雪山へ家族旅行することに。
ところが、外は吹雪で周囲は崖がある中、エリアスと双子が跡形もなく姿を消しーーー。
- エピローグ1.ある童話の結末(2) / エピローグ7.ある童話の結末(8)〜ある童話の結末 おわり〜
- エピローグ8.テオバルトのはなし
- エピローグ9.リシュリューのはなし
物語序盤のシュリー視点の結末では知り得なかったか各キャラクター視点の結末を視ることで回帰前の本当の結末を垣間見る。
本編で家族の絆が深まった所での回帰前の結末編で号泣もの。各キャラクターにとって鬱展開。枢機卿の闇が深い。
ある継母のメルヘンの舞台とドイツ
登場人物の家名がドイツの実在する地名と一致する等、ある継母のメルヘンの舞台はドイツをモデルにしている明らかです。
そこで、いくつか例をピックアップしてみました。
- ノイシュヴァンシュタイン城
シュリー達一家・ノイシュヴァンシュタイン侯爵家の名の付いた城。
※シンデレラ城や眠れる森の美女の城のモデルといわれている有名なお城。 - ニュルンベルク城
ノラの一家・ニュルンベルク公爵家の名の付いた城。 - ブレッテン
シュリーの生まれ故郷の田舎・ブレッテンと名の付く地名。 - ハイデルベルク城
回帰前にシュリーが役目を終え、子供たちの元を去り向ったハイデルベルクの別荘と同じ名の付く城。
地図のポイントをクリックするとお城の写真が見れるので、是非クリックしてね♪
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