題名(韓国語):밥만 먹고 레벨업
題名(英語):Leveling Up, by Only Eating!
作画:COGE 原作:Park Mingyu
掲載誌:CARROTOON
ピッコマ独占配信 月曜連載
ジャンル
グルメ ゲーム世界(VRMMO)
作品概要
あらすじ
サクサクのチキン、伸びるチーズのピザ、夜中の1時に食べるラーメン! ただおいしいものが食べたいだけなのに… 「暴食欠如症」どれだけ食べても食欲が満たされない奇病。 俺はこの病気のせいで体重170キロの巨漢になり、とうとう生命まで危なくなってしまう! そこで新しい治療法として仮想現実ゲーム「アテネ」をすることに。 そこでは味が感じられて、おまけにラーメン100杯食べても太らない世界! たくさん食べたい一心でプレイしていただけなのに、どんどんレベルアップしていって…!?
ピッコマより
作風
主人公が意図せずゲーム内の隠し要素を獲得し、レアスキル・レアアイテムを入手してしまう展開は「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」を彷彿させる。
主人公は強さを誇示することはないが、圧倒的に強く特にピンチに陥ることもない「俺TUEEE系」な展開。異性から好印象を持たれたり、NPCと親交を深めることはあるが、食べることが目的でギルドに所属することもなく基本ソロプレイをしている。
おすすめポイント
ユーザーとNPCの概念がユニークに描かれてる
本作のゲーム世界では【全員プレイヤー】や【主人公だけプレイヤーで他キャラはゲームキャラ】といった設定ではなく、多数のユーザー(プレイヤー)と多数のNPC※により構成された世界である。
NPCは感情を持っており恋愛感情を抱いたり、孤独を感じたりとゲーム内の役割を果たしてる以外はユーザーと何ら変わらない描写がされている。NPCに自我があるにも関わらず、ユーザーからは感情を持ったキャラクターとして扱われずアイテムやスキルをくれるただのゲームキャラクターとして扱われる。
一方、NPC側もユーザーを「異邦人」と呼び報酬目当てで効率重視の自分本位な奴らと認識している。
※ノンプレイヤーキャラクターの略で、ゲームにおいてプレイヤーの管理下にないキャラクターの事
「プレイの目的は食べる事」が思いがけない結果に
ゲームの攻略や強さを目的としない主人公は他のユーザーが見向きもしないクエストであっても、報酬が食材であれば涎がでるほど欲しい報酬のため真面目に取り組む。
結局は主人公も報酬(食べ物)目当てなのだが、裏表のない性格や純粋に食べる事が好きという姿勢にNPC達も毒気を抜かれてしまう。
また主人公はNPCと友好的に接っし、彼らの悩みの解決を手助けすることによって親交を深めていく。そして親密度をUPすることで、食べ物を得て副産物としてレアアイテムやスキルを習得していく。
NPC同志の繋がりから主人公の評価は広がっていき一目置かれる存在になっていく。
食べること優先する為、普通のユーザーが選ばない選択肢をとり、一見効率の悪い選択をしているが、結果的に裏要素を引き合て、強くなっていく。
「一番の幸せは食べること」な主人公が作る料理と食事シーン
主人公は現実世界では奇病のせいで食事制限をしトマトやサラダのみの生活を強いられていた為、食に対する有難みや執着が大きい。
ゲーム内では現実世界で口にできなかったダイエットの大敵となる高カロリーなものを満足がいくまで食べることができる。
韓国原作漫画で主人公の設定も韓国人であるため作中でてくるグルメは基本的には韓国料理である。庶民で食欲をそそる料理が多く、皇宮料理までジャンクフードがでてきたのは衝撃を受けた。
日本でもある料理や似た料理が登場するので日本との食べ方の違いなどを知れるのも魅力の一つである。
なにより主人公のミンヒョクが本当に美味しそうに食べるので食欲を刺激されるし、彼の生い立ちから好きなものを食べれるという有難みを再認識させられる。
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