今世は当主になりますーおすすめポイント・ちょいネタバレ含むー

作品概要

出典:ピッコマ
  • 題名(韓国語): 이번 생은 가주가 되겠습니다
  • 題名(英語): I Shall Master This Family
  • 漫画:Mon(Antstudio) 
  • 原作:Kim Roah
  • 掲載誌:D&C WEBTOON Biz

土曜連載 ピッコマ独占配信
日本配信日:2021年7月10日

あらすじ

今度こそ守れるんじゃないかな? ランブル帝国随一の家門、ロンバルディを! 交通事故で死んだ後ロンバルディ家の婚外子として転生したフィレンティア。 だが…彼女を待ち受けていたのは愛する父の死とロンバルディ家の滅亡だった。 家門の滅亡を知った日に彼女は酒を飲んで馬車に轢かれてしまうのだが、目を覚ますと7歳の自分に戻っていた。 今度こそ父と家門を守り抜くと決めたフィレンティア。 彼女を待ち構える試練とは一体何なのか… 当主になると決めた彼女の挑戦が始まるーー!

ピッコマより引用
逆行 転生 後継者争い 滅亡回避 王族・貴族

おすすめポイント

魅力的なキャラクター・家門の設定

魅力的なキャラクターが満載で、ロンバルディ家門の設定が魅力を引き立たせている

画像は全てピッコマより引用

フィレンティア(愛称:ティア)

フィレンティア本作の主人公。1度目の人生は日本人だったが交通事故で死亡。2度目の人生は帝国随一の家門に生まれたが婚外子の為不遇な扱いを受けた末、馬車事故で死亡。3度目の今世は蘇りをし2度目の人生のやり直しに奮闘中。ロンバルディの精神を受け継いだ子。

ギャラハン

ギャラハン主人公の父。頭がよく博識でありながら活躍することはなく後継者争いには消極的。娘をこよなく愛し、本が読めて、娘が幸せなら基本他はどうでもいい人。
前世ではティアが11歳になる前に病死している。
温厚な見た目で気弱な印象を受けるが、娘のためなら行動力を発揮する人。
家門での立場が弱いが、今世ではティアを守るためには力が必要と自覚し、事業に積極的になっている。

その他のキャラクター

ルーラックルーラック
ティアの祖父でロンバルディ家門の当主。厳格な人物でその決定には誰も歯向かえない。
しかし、後継者問題をかかえており、前世では一人で業務を抱えてしまったことが原因で病に倒れて死亡している。
また、ティアの才能に早く気づけず、守ってやれなかったことを後悔していた。

シャナネットシャナネット
ティアの叔母。当主のルーラックからは4人の子の中で最も当主に適していると称されるが、配偶者側に懸念があるようだ。
双子(メイロン・ギリウ)の母親。

クレリバンクレリバン・フェレット
おじい様の右腕。ロンバルディの幼い後継者たちの為の授業を担当している教師。

ロンバルディとは

ランブル帝国随一の家門で、商業、芸術、歴史あらゆる分野において栄華を誇り永遠の象徴とまでいわれる。
帝国初代皇帝はロンバルディにより推戴された。帝国とロンバルディの関係は相互不可侵の関係で場合によっては皇帝さえもロンバルディ当主の顔色を窺うといわれるている。
しかし、前世ではダメダメ後継者の叔父が当主になってたった2年で家門滅亡へと追いやられた。

今世の主人公の目的に共感していく

家門の滅亡を防いで家門を救う

主人公はロンバルディを愛しており、自分もその一員であることに誇りをもっている。
本作序盤に描かれている前世で不遇な処遇を受けてもなお、頭を下げてまで家門に残ろうとしたのも愛する家門を守ろうとするがゆえの行動である。
初めはその行動に疑問を抱いたが、ストーリーを読み進めるにつれてロンバルディという家門の魅力に惹き込まれ、そうまでして守ろうとした主人公の心情を理解していく。
今世では家門滅亡阻止の手段として当主になることを決意。
その決意に至った要因は前世で病床のおじい様に当主になる資格があると明言されたことが大きい。

父の死を回避

前世ではティア11歳の誕生日を迎える前に父・ギャラハンは死亡している。そして、父の死の数年後に治療薬が完成した。
今世は父の死を回避するためにティアは薬の開発者のエスティラという女医にアプローチしている。
彼女を支援して治療薬の完成を早めることが目的である。

また、前世では早々に別れがきてしまったという背景が、今世での親子の何気ない日常ですら感動を覚える。
母親がいない分を補うように愛情を深く育てる父と保護者のような視点を持ちつつ父を守ろうとする娘のやりとりは可愛らしく面白い。

おすすめエピソード:前世では知りえなかった父の想いを知る、父がティアの為に制作した本の話。感動的です。(第11話参照)

恋愛要素が少ない展開でも十分に面白い

主人公と恋仲へ発展するであろう第2皇子は、プロローグに登場したっきり再登場する第25話まで全くといっていい程登場してこない。にもかかわらず、ストーリー展開は飽きもせず面白い。
また本作は、主人公がチートキャラで一方的に主人公が問題を解決していくというスタイルではない点も面白い。

主人公はあくまでも火つけ役で、各キャラクターが成長するきっかけを与え、そのキャラクター自身が自分の力で解決していく展開におもしろみがある。
その最たるキャラクターが主人公の父・ギャラハンで、もとより才のある彼の変貌ぶりはティアが与えたきっかけで、心の変化があって彼自身が行動したからこその結果である。自らティアの為に積極的に事業に参加している。

こんな風に主人公は前世では不幸な結末を迎えたキャラクターにほんの少しのきっかけを与え良き方向へ大きく進んでいくであろうことを予想する。

今後の気になる展開予想~ちょいネタバレ含む~

  1. おじい様の過労による死
    前世では業務を子たちに任せず一人でこなしていた事が原因で過労で倒れた
    ⇒後継者問題の解決:プロローグではティアが当主へ&ティアが優秀な人材を確保・育てる
  2. 父の働きの効果
    前世では家業に関わることの消極的だったが、今世ではティア守るためにロンバルディではなく父自身の名で保有するティアへ遺してあげられるものが必要と認識。
    実績・ビジネスパートナーの信頼も得て、さらなる新たな事業を考えているようだ。
    父の立場が盤上になることで、ティアの当主になる道も見えてくるはず。
  3. おばの離婚・双子との関わりがなくなる
    おば夫婦はロンバルディで珍しくおしどり夫婦だが、前世では何故か離婚にいたった。
    ⇒(離婚の原因)おじい様が懸念点である配偶者側が信頼できないという点から旦那さんの家が理由か?
    ⇒(ティアの従兄の双子は前世ではティアに関心がなく、離婚後は家門とは縁を切った)今世ではティアに関心を持っており、守ろうとするような行動をとっている。
  4. 第2皇子との関わり
    前世では第2皇子ではなく第1皇子側にロンバルディがついたことが原因で、家門滅亡した。
    ティアは前世ではほぼか関わることがなかったが、今世では幼少期からアプローチする機会をへてようやく(第23話)で対面。
    彼の信頼を得ようと画策していたが・・・

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